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2011年1月18日 (火)

手書きメモをデジタル化

au IS03の使用レポートを連載中ですが、ここでちょっとブレイクし、iPhoneアプリのご紹介。
2月7日に発売される、キングジムの新製品「ショットノート」です。
(http://www.kingjim.co.jp/sp/shotnote/)
ご存知の通り、キングジムは国内大手の文具メーカで、最近では文書入力に特化した「ポメラ」のヒットが記憶に新しいです。

皆さん、会議中に手書きでメモを取ったりすると思います。時には出席者みんなで書きあったり。
問題なのはその先。埋没させないためには電子化してPCに取り込んでおきたいものです。その時どうしますか?
そのメモをスキャンして、そのデータをPCに取り込むという人もいると思います。
でも、スキャンできない場合(スキャナがない、出先など)どうするか。
携帯のカメラで写真を撮る。それも解答のひとつだと思います。
しかし、カメラで撮影すると、斜めになったり、やけに小さかったり、色合いがおかしくなったりして、保存に耐えられるものにするには非常に難しいです。

そこで、キングジムが考えた解答はこれ、「ショットノート」です。
この製品の中心は手書き用のメモ帳。これに対して書き込みます。
ここまでは今と変わりませんが、キングジムのアイデアはここから先にあります。

ショットノートのメモ帳と従来のメモ帳との大きな違いは、四隅にマーカが印刷されていること。
このメモ帳をiPhoneの専用アプリで撮影すると、四隅のマーカを基準に、
・台形補正
・拡縮
・色合い調整
を自動で行ってくれます。
さらには、メモ帳上部の日付と番号をOCRで読み取ってくれます。

このアプリの一覧モードでは、読み取った日付や番号を検索することもできます。
画像はメールに添付したり、Evernoteに保存することも可能。
後は自分のPCで、メールを受信するなりEvernoteを起動して画像を取り込むだけ。
非常に簡単で可動性に優れています。

メモ帳を有料で売り、アプリは無償で配布する、というビジネスモデルになります。

不満も少し。
OCRで読み取られるメモ帳上部の日付と番号ですが、サイトの説明によると、電卓のようなデジタル数字に近い書体で書く必要があるらしい。今どきのOCR技術ならそこまで束縛しなくとも、と思います。
あと、対応機種がiPhone(3GS/4)向けな点。サイト内を探してもiPod Tochで使えるとは書いていません。写真を撮ることが前提ですので、第三世代までカメラのなかったiPod Touchでは動かないよう、チェックしているのだと思います。ですが、最新の第四世代ではカメラがありますので、機種(iPhoneかそれ以外か)でのチェックではなく、デバイス(カメラを持っているか否か)でチェックして欲しいです。
(明記していないだけで、実は使えるのかもしれません)

最後に要望。
配布するアプリ、iOSだけではなく、Androidにも対応してください。

(井上)

2011年1月 6日 (木)

au IS03使用レポート(その2:ハードウェア)

au IS03への機種変更を機会に、その使用レポートの第二弾、今回はハードウェア編です。

まず大きさ。私が持っているiPod Touchと比較してみると、画面はほぼ一緒(メモリ液晶除く)ですが、本体サイズはiPod Touchよりも長く、幅はほぼ一緒、厚みは倍ぐらいです。重さも同じくらいで、持った感じはそんなに違和感はありません。
Andoroidの基本的なボタン(“Home”や“戻る”など)はメモリ液晶に割り付けており、画面ロック時にはここが時計表示やバッテリー残量表示等に切り替わるため、なかなか便利です。
私は仕事以外では時計を持たないので、時間を知りたいとき、ポケットからIS03を取り出すだけで確認できます。ちなみに着信やメールの有無もここに表示されます。

画面の手触り(指触り?)は不明。両方とも保護シートを貼っていますので。IS03にいたっては購入時に貼ってあったデフォルトの保護シートのままです。
スクロール、タップ、フリック、ピンチなどといった画面操作はiPod Touchで慣れているためか、違和感なく使えています。
ただ気のせいか、ブラウザを見ている時など、指でタッチする場所と、反応する所(リンクなど)に若干のズレがあるように感じます。調整機能がなく(知らないだけでしょうか?)ズレることはないようなので、私の感覚的なものかもしれません。
それから、一覧のスクロール。一部のweb上の話ではもたつき等があるということでしたが、私が使ってみた感じ、そのようなことはありませんでした。ただ、スクロールするつもりがタップになり、意図しないところで選択されてしまうので、そんな時は「トラックボールがあればいいのに」、と思います。

外部メモリーにはmicroSDカードを使用しますが、microSDカードの取り外しには電池パックを外さないといけないので、普段はmicroSDカードを媒体としてPCとやりとりすることは考えていないように思えます。

カメラは960万画素と、iPhoneの500万画素を上回ります。iPhoneの場合、画素数にこだわることはせず、それよりも発色や色調にこだわっているのでiPhoneで撮った画像の見栄えが良いと言われます。両者を見比べたことはないですが、もしIS03が劣っているように見えるのであれば、アプリケーション側でiPhoneのようなセンスで作り込むことにより、iPhoneに勝るとも劣らない画像になると思います。

最後にもうひとつ。iPhone本体にはストラップをつけるところが無いようですが、IS03にはしっかりあります。このあたり、日本人のこだわりでしょうか。

(井上)

2010年12月29日 (水)

au IS03使用レポート(その1:機種変更)

先日、携帯電話(いわゆるガラケー)を機種変更しIS03を購入しましたので、全体やアプリの使用感などを何回かに分けてレポートします。
まず今回は機種変更するまで。

私がIS03の購入を決めたのはIS03の発売後。私の性質(笑)上スマートフォンには興味があったのですが、iPhoneにするにはキャリアを変えねばならず(私はauユーザー)。やっとauが出した(IS01)と思いきや、電話するのにはちょっと…という状態でした。
今回のIS03はどうかなと様子見してたのですが、webでは概ね好評価の記事が多かったので、購入を決心。
しかしご承知の通り、発売直後から品薄状態。普段行く家電量販店でも当然在庫は無いので予約することに。オレンジのやつです。
約一週間後、店から電話が入り、「オレンジは人気なのでいつ入荷するかわからない。他の色なら若干早そう。」と打診されましたが、ここで妥協してはいけないと思い、オレンジを待つことに。
その数日後、今度は入荷したとのお知らせ。予約してから10日ぐらいですので、シャープさんよく頑張った。

手続きは簡単。端末の購入方法と料金プランを決め、SIMカードを差し替えてもらうだけです。
私の場合、基本的に今までと同等のサービスをというスタンスでしたので、シンプルSSプランに。端末代は分割で出来るだけ負担を少なくし、料金プランも電話を掛けることは少ないがゼロではないという理由です。
更に、EZ WINコースの代わりにIS NETコース、ダブル定額の代わりにISフラットを契約。パケット割引に関しては、今までも常に上限に達していたので、ISフラットで二段階がなくなっても、変わりません。むしろ、ISフラットの方が安い。
あとちょっとしたオプションを継続して、だいたいこれまでどおりの内容になります。

人によっては、ここで注意が必要です。ライトやスーパーライトを含むダブル定額サービスからISフラットへの切り替えは翌月からなので、これまであまりパケット通信しなかった人は月内の料金がグンと上がってしまいます。

上記ような契約でIS03を分割購入すると月額1,500円の割引が、2年間適用されます。(実はこれが狙いだったりします)

これらの契約を済ませると、店員が古い携帯からSIMカードを取り出しIS03へ挿入。あとは後ろで少しPCをいじるだけ。
スマートフォンへの切り替え時は、アドレス帳やブラウザのお気に入りの移行は基本的に行ってくれません。移行手順はサイトに記載されており、microSDや赤外線通信で自分で行う必要があります。
結局データ移行の時間が短縮された感じ。

なお、SIMカードを戻せば、以前の携帯も普通に使えると、店員が教えてくれました。

これで機種変更完了です。

ちなみに、IS03には充電用のクレイドルはなく、充電器(ガラケーと共通)のアダプタを本体のミニUSBに変換するアダプタ、通常のUSBからミニUSBに変換するアダプタの2つが同梱されます。
それからもうひとつ注意点。私はヤマダ電機のポイントを古い携帯でためていたのですが(ケータイdeポイント)、IS03では未だ使えないので、来店の時は古い携帯も持参する必要があります(SIMカードは不要)。

つづく…

(井上)

2010年12月22日 (水)

スマートフォン新時代

先日、携帯電話のキャリア大手三社から、2010年冬~2011年春発売の新機種が発表になりました。
今回は三社からAndroid携帯が発表になったことで、いよいよスマートフォンの時代突入といった感があります。
ここで、それぞれキャリアのスマートフォンをとらえたサービスについて考えてみます。
あくまでも、発表時の内容と巷での噂から私個人が思ったことですので、事実と違っているかもしれません。ご承知おきください。

  • ドコモ

端末を購入した全ての人にEvernoteプレミアの一年間の利用権がついてきます。
Evernoteはいつでもどこでも、クラウドサービスにデータを記録できるもので、ケータイからアクセスできることで、正に鬼に金棒です。
Evernoteには2タイプあり、無料でも使えますが、容量やファイルタイプに制限がつきます。
ドコモのプレゼントは、その制限がないプレミア。
ただし、スマートフォンにアプリが付いてくるわけではなく、ダウンロードの為のショートカットが登録されているのみ。
我々のようなICT企業の人ならばありがたがって重宝するかもしれませんが、一般の人がわざわざダウンロードしてEvernoteを使うだろうかという疑問が残ります。

  • ソフトバンク

売れ筋のiPhoneを抱えているためか、他社に比べAndroid携帯の売り込みが控えめな気がします。
そのソフトバンクの売りは、全機種発表当時最新のAndroid2.2搭載。
あるインタビューに対し孫氏は、他社は従来の携帯の機能を実現させるためにOSが一世代古くなってしまう、と答えています。
しかし、ソフトバンクの発表の後、Android2.3がリリースされ、最新ではなくなってしまいました。
今後、ソフトバンクが最新OSにどう対応していくのか、見守りたいと思います。

  • au

スマートフォンに関して出遅れていたauから、やっと一台持ちのスマートフォンがでました。
auのサービスは、“禁断のアプリ”Skypeが搭載されること。
SkypeはP2P技術を用いてユーザ同士で無料通話できるもので、その意味ではキャリアにとって正に“禁断のアプリ”。
その“禁断のアプリ”でどう採算をつけるのか、見ものです。

なお、三社から出される日本製のスマートフォンには、全て従来の携帯(いわゆるガラケー)が持つ、おサイフケータイや赤外線、ワンセグなどの機能がつきます。
あるセミナーでOESF(日本でAndroidOSを普及させようとしている団体)の理事がぼやいた言葉を思い出しました。
「せっかくAndroidという共通のプラットフォームができたのに、各社で独自に拡張してたら、やっぱりガラケーじゃないか」。
最後に、おサイフケータイの機能は他のガラケー機能とは違い、比較的OESFのアプローチに近いことをあげて締めます。

(井上)

2010年12月 7日 (火)

何にでもミサイルを撃ち込むAR Missile

前回の齋藤さんの記事を受け、マーカ不要のARアプリをもう一つ。

腹が立った時など、「あいつにミサイルを撃ち込みたい」と思う時があります。
でも、本当にミサイルを撃ち込むことは犯罪ですので、いかなる誰であろうと許されません。

そんな時にストレス発散できるiPhoneアプリがこれ、「AR Missile」です。
(http://www.psoft.co.jp/apps/jp/armissile.html)

アプリを起動すると、画面にカメラ映像が映し出されます。そして、画面の目標物を指でタップするとそこにめがけて仮想のミサイルが飛んでいき爆発する、というものです。
目標物が動いても、タップしてロックオンすれば、自動追尾して命中してくれます。
最大で16発のミサイルを発射できるとか。
また、Senserモードにすると、まるで赤外線探査しているみたい。

スナップショット機能もあり、撃ち込む数秒間が撮影され、タイムシフトでベストなタイミングの画像を保存できます。さらにTwitterへの投稿も可能。

バージョンアップにより、iPhone 3Gでも楽しめるようになったそうです。
物は試しに私も購入してみましたが、私の第4世代iPod Touchでも楽しめました。ミサイルを連射していると、なかなか爽快感があります。
ただし、以前のiPod Touchでは、カメラがついていませんので、楽しめないそうなので要注意です。

開発元のP SOFTのサイトにはこんな注意書きが。
「現実世界でミサイルを発射することは、戦争を引き起こしたり、自然環境を破壊する恐れがあります。ミサイルを発射するのは、AR Missileの中だけにしましょう。」

これを世界の要人たちに配ったら、戦争がなくなるかもしれません。

(井上)

2010年12月 1日 (水)

組込みニュース

2010/11/30 日経産業新聞より

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2次元コード不要
ソフト開発のジェイアイズ(大阪市、岡本哲史社長:http://www.jeyes.co.jp/)は米アップルの高機能携帯端末「iPhone(アイフォーン)」向けに現実の画像に文字や映像の情報を加えることができる拡張現実(AR)の新技術を開発した。
2次元コードやロゴがなくても、撮影した画像を細かく分割・分析するなどで、撮影対象物を認識する。
ARには対象物を認識するのに、端末の位置情報と方向などから計算する方式と、画像認識技術を活用する方式がある。
画像認識方式では、これまで対象物につけた2次元コードやロゴを読み込む必要があった。
ジェイアイズが開発した新技術は撮影した画像そのものを認識する。
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「セカイカメラ」はGPSの位置情報と電子コンパスから得られる方向から情報を得る仕組みであるが、この技術はセカイカメラとは異なり、画像認識方式に関する新技術である。
情報を取り出すためのキーとして、これまで二次元コードやロゴなどを使用していたものを対象の画像そのものを認識し、キーとして扱うということである。
つまり、情報を引き出すためのキーを新たに付与する必要がないため、この仕組みの導入が比較的容易だということだ。
そのため、様々なものに応用が期待できそう。

例えば、モノだとレジシステムへの応用など。
モノ以外では人の顔を認識して防犯システムへの応用なども考えられる。

(齋藤)

2010年11月23日 (火)

TV番組をクラウドに預ける時代は、モノ作りからサービスへ移行する時代

第2回クラウドコンピューティングEXPO(2010.11.10-12, 幕張メッセ)を見学した。
http://www.cloud-japan.jp/

ソフトバンクテレコムが「ホワイトクラウド」http://tm.softbank.jp/business/white_cloud/ を大々的に宣伝していたのが印象的だったが、私が注目したのは、ニフティのブース内に展示してあった、東芝REGZA。

録画した動画を、REGZAに接続したセットトップボックスからネット上のサーバへ蓄積でき、REGZAで再生できる、というサービスを開始する予定とのこと。
TV買い替えの際に、HDDは内蔵か外付けか、容量はいくらにするか、悩ましいものだが、これならTVにHDD付けなくていいし、メーカーもユーザーがどの位の容量を求めているか、悩まなくていいらしい(必要なHDDの容量は、ユーザによって非常に差がある由)。

「おお。これはいい。早くサービス開始して下さいよーウチも今月中に地デジ対応TV買い替えるかどうか悩んでるんでー」という話をしたら、「いや、もうちょっと待ってください、技術的には可能なんですが、ビジネスモデルがまだ決まってないんです。」

そうなのだ。メーカーはモノ作りが得意なのだが、サービスを早く世に送り出すのはどうも色々と難しいらしい。早くしないと、GoogleTVがサービス開始しちゃうぞ。しかも無料で。。。

(伊藤)

2010年10月12日 (火)

イノベーション・ジャパン

先日、イノベーション・ジャパン2010に行ってきました。
(http://expo.nikkeibp.co.jp/innovation/)

このイベントは、大学で行っている最先端の研究を紹介し、企業とマッチングする機会を設けるもの。
大学から沢山の出展がありましたが、その中から個人的に気にとまったモノを紹介します。

■京都府立医科大学医学研究科「タッチパネルナビゲーションによるロボットアーム遠隔操作システム」
タッチスクリーンの操作に合わせ内視鏡を遠隔操作するデモです。
画面には胃壁と内視鏡先端が映っており、胃壁のある点をタッチすると、そこに向かって内視鏡が伸びていきます。胃壁と内視鏡との距離は、今は画面端のスライドバーで制御していますが、今後はiPadに表示させ手元に置き、二本指を使ったピンチ動作に対応する予定だそうです。
これは、内視鏡の操作では操作する向きとモニターの向きが違うことによる若手医師の誤操作を防ぐ目的で作られたとか。

■熊本高等専門学校人間情報システム工学科「弱視者の確認動作を補助する自立型電子メガネ」
実は先日紹介した障がい者支援団体のメンバーである女優さん、ご本人自身が進行性の視野狭窄および夜盲という難病と闘いながら女優という職業を続けている人なので、個人的にこの研究が気になりました。
操作者がかけたゴーグルには小型カメラが仕込んであり、そこからの画像がBluetoothで手元の端末に送られます。端末ではその画像から信号の色、横断歩道、文字などを認識し、音声にて操作者に伝える、というもの。
ゴーグルは乾電池以外、フレームに収まる大きさまで小さくなりましたが、通信にBluetoothを用いるため、処理速度や文字認識可能な文字サイズなどに制限がかかります。もしかしたらBluetoothを諦め、ワイアードで端末とゴーグルを繋いだ方がスッキリするかもしれません。

■龍谷大学理工学部情報メディア学科「音楽の豊かさに基づいた音楽情報ハンドリング技術」
音楽好きの講師が開発したというシステム。3つが展示されていました。
・拍時刻推定装置および拍時刻推定方法
 曲中から拍(ビート)を取り出します。
 応用例として、曲に合わせて切り替えるスライドショーをデモしていました。静かな緩やかな曲調のときはゆっくりと、賑やかな激しい曲調になると素早くスライドが切り替わります。
・自動編曲システムおよび自動編曲手法
 元になる楽曲をベースに、指定した雰囲気にその場で編曲し、奏でてくれます。
 ドラ○もんの道具に「ムードもりあげ楽団」というものがありましたが、そのようなイメージでしょうか。
・世界の音楽へのリアルタイム自動編曲システム
 上記のように雰囲気を指定するのではなく、こちらは沖縄民謡風とかケルト音楽風とか世界各地の民族音楽風に編曲してくれます。
このような試み、アミューズメント業界で需要がありそうです。

■佐賀大学大学院工学系研究科知能情報システム学「3次元ディスプレイ(レーザー技術を応用した水中気泡投影型)」
クリスタルの立方体の中にレーザー照射で無数の点を配置して立体像を描く“レーザクリスタル”というものがありますが、素材としてクリスタルの代わりに液体を使おうというものです。点の代わりに沸騰した気泡を用います。
液体(水)の入った密閉容器を減圧し(沸点を下げる)、レーザを当て沸騰(レーザクリスタルのように立体像を描いた状態)、液体を加圧(沸点を上げる=気泡を消す)、これを繰り返すことでアニメーションのようになるというイメージ。
まだレーザの波長や液体の種類を選定中など、研究の域を超えていませんが、もし実用化されたら面白いものになりそうです。
巷の3D技術は、目の錯覚などを利用する“擬似的”な3次元なのに対し、こちらは“正真正銘”3次元です。

(井上)

2010年10月 5日 (火)

スマートに仕事

9月28日、日経BPのセミナーにおいて、iPone/iPadを仕事の現場で実際に使っている人の講演を聞いてきました。
(http://ac.nikkeibp.co.jp/nbonline/semi0928/)

仕事でiPhine/iPadを活用し、ノートPCは使わないという出演者。
仕事にiPhone/iPadを導入して何が変わったか、という疑問について、出演者達の話では、コスト削減とスピードアップがみられたとの事です。

まずはコスト削減。
社員へのiPad配布と同時にフリーアクセスにし、資料なども全てiPadで見るため、会社スペースが縮小し、個人の資料も減少したそうです。

次にスピードアップ。
社員は外から帰ってくるなり会議室に入るようになり、ミーティングの時間が増えたとか。
しかし、その分意思決定が早くなったとの事。
PCは社内で机に向かっている時間だけですが、iOSデバイス、特にiPhoneならば24時間肌身離しません。
会社にいないときでも、ふと思ったことをiPhone/iPadに記録するための効果だそうです。

そしてツール。仕事をこなすために有効なツールがいくつか紹介されました。

evernote
米国に次ぎ、最近では日本でも話題のツールです。
早い話が、人間の脳には限りがあるので、記憶は何でもクラウド上の外部脳に保存しておこうという発想のもの。
対応するデバイスは、PCの他、iPhoneのようなスマートフォン、iPadなど様々なデバイス向けのアプリが出ています。
それにより、いつでもどこでも最新のデータが手に入ります。
個人だけでなく、プロジェクトで共通のデータ保存にも使えるとか。

AudioNote
議事録をとるとき、会議の内容を録音しておくと便利ですが、後で議事録に起こす際、議題が変わったポイントを見つけるのは至難のワザ。
このアプリならば録音しながら、メモを書いた時点の時間が記録されます。そして後で再生する時にメモをチェックするとその時間の録音部分から再生してくれるというもの。
これを使い、議題が変わった時点で次のキーワードをメモにしておけば、後でそのキーワードを指でタッチするだけでその議題についての頭出しが行われます。
SoundPaperというアプリも同じようなことができますが、一長一短があるようですので用途に応じて使うと良いでしょう。

仕事をiOSデバイスに全て移行するには、更なる意識改革が必要かもしれませんが、iOSでなくともAndroidなどのスマートフォンに移行し、文字通りスマートに仕事をこなしたいものです。

(井上)

2010年9月22日 (水)

自動認識総合展

9月17日、自動認識総合展に行ってきました。
(http://www.autoid-expo.com/tokyo/)
RFIDなど、どちらかというと製造業向けの展示会でしたが、組込みソフトの目で見て、気になった展示をいくつか紹介します。

パナソニック システムネットワークス
(http://panasonic.co.jp/sn/psn/)
    ビデオカメラで前に立っている人の顔を認識し、その人の性別と年齢を判断してモニターに表示し、その人に合った広告をディスプレイに表示するデモをやってました。
    先日の記事で、品川駅に設置された自動販売機を紹介しましたが、それと同じようなシステムです。
    試しに私もカメラに映るように立ってみたら、性別はあっているものの、年齢の方は、最高で私の実年齢とほぼ同じですが、ある時は10歳以上も若く判断されたりと、結構幅があります。説明員が、「社員をサンプルにしているので、年齢とか性別に誤差がある。実際に設置する時はサンプルをもっと増やさないといけない。」と話してくれました。
    来場者にウケが良いように若干若く判断するよう、チューニングされているのかもしれません。

日本クラビス
(http://www.j-clavis.co.jp)
    スイスMESA社のスイスレンジャーSR4000という3次元距離測定カメラのデモをやってました。
    20cm四方より小さな装置から、約25,000本の赤外線を照射し、その1つ1つのはね返ってくる時間を測定することにより、物体までの距離を測定するそうです。
    実用先先として、ロボット(産業用、ヒューマロイド型)、セキュリティ監視、自動車関連(対物認識)、家電(TV等)、ゲームなどがあげられるとか。
    例えば、TVのリモコン代わりに使用した場合、TVと人との距離を測定し(TVの前に人が立った)、TVと人との間にあらわれる物を検知(人が手を差し出した)し、それを3次元的に監視することにより、モーションを判断するそうです。
    説明員が数年後にはこれがいろんなものに搭載され、デファクトスタンダードになると豪語してました。

日立造船
(http://www.hitachizosen.co.jp/index.html)
    走ってくる自動車のナンバーを認識し、未登録のナンバーの時に警報を鳴らすデモでした。
    具体的な例としては、駐車場に設置し、未契約の車両を入れないようにできるとか。
    また、次世代高精度GPSのP4-GPSも紹介。こちらは通常のGPS衛星に加え、国土地理院や独自の電子基準点を使うことにより、高精度の位置情報を得ることが可能との事です。

菱友システムズ
(http://www.ryoyu.co.jp)
    電子ペンを使った会議のデモを行ってました。
    テーブルの隅にプロジェクターを置くと、テーブルの上の面畳半畳ほどのエリアに投射されます。
    手元のプリントアウトされた紙の図面を電子ペンでなぞると(紙には書けません)、テーブルの上にもなぞった線が投射されます。
    プリントアウトする際、専用のアプリケーションを通すことにより、背景にドットがプリントされ、それを電子ペンが読み込む仕組み。ページごとに違うパターンになっているらしく、紙をめくり電子ペンでタッチした瞬間、投射する図面も切り替わります。
    さらに、テーブルの上には専用のマットを使用しているため、投射されている図面に電子ペンで書くことも可能。
    いろいろ書いた結果をそのまま印刷することも可能だそうです。

(井上)

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